2009年 07月 05日
旧町屋発電所の水路橋 -茨城県常陸太田市-
日本で最初に電灯が灯ったのは、明治11年(1878)3月25日のことでした。
この日は東京木挽町(銀座)の電信中央局開業の日で、開業祝賀会で初めて「アーク灯」が点灯したと言われています。
しかし、このアーク灯は限られた人のみが見られたわけですから、一般庶民が初めて電灯を目にしたのは明治15年11月1日(1882)に銀座2丁目の大倉組の前で、午後7時30分に点灯されたのが最初だそうです。
電灯を見た人々はきっとびっくりしたでしょうね。

それから遅れること27年、明治42年(1909)1月、久原鉱業所日立鉱山(現日立製作所の前身)によって町屋発電所が作られました。
今は町屋発電所は遺構だけしか見ることは出来ないそうですが、その時の水路は今でも残っていて、見ることが出来ます。
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この形や様子は何かに似ていると思いませんか?



そう、農林水産省の「疏水百選」にも選ばれている、熊本県の通潤用水の通潤橋(つうじゅんきょう)を小さくしたような感じなんです。

通潤橋は、風さんの素敵なブログ『のんびりと好きなこと・・・』にも紹介されていますので、ご覧になってみて下さい。
風さんのご厚意で、通潤橋の画像をお借りしてきましたので、ご紹介しますね。
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規模は全く違いますが、似てますよね(^^;)。
本家本元の通潤橋は、江戸時代の嘉永7年(1854)に作られたそうですので、やはり先輩に当たるようです。
でも、町屋発電所の水路橋も中々だと思うのですが(^^)v。
反対側は出ている水量が少なかったですね。
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水路の上から見てみると中々の迫力です。
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地元の方は親しみをこめて『水路』と呼んでいるようですよ。
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『水路』からは、やはり同じ明治42年に作られた町屋変電所を下に眺める事ができます。
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更に『水路』の上流を辿ると、別な水路橋を見ることが出来ます。
歴史の重みを感じる『水路』です。
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『水路』のすぐ傍で見つけた『サルナシ(こくわ)』です。
鈴なりになってました(^^)v。
これは、秋が楽しみです。
誰にも教えないで、とっておくことにします(^^)v。
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by jazz-photo | 2009-07-05 00:42 | 歴史の風景 | Comments(10)
Commented by at 2009-07-05 14:40 x
こんにちは~^^

驚きました^^ 一番最初の写真を見たときに 熊本の通潤橋かと思いました^^;
本当に似ていますね~
熊本の通潤橋は今は観光にも利用されていて、お金を払えば放水してくれるのだそうですよ
きょねんここで見た時には運よく1時間くらいの間に2度見る事が出来ました
結婚式をやっていましたのできっとお金を払って放水してもらったのでしょうね
水がある程度貯まるまでに時間がかかるそうです
放水してから15分くらいは凄い勢いで出ていましたから迫力満点でしたよ^^
私は水路の上までは行きませんでしたが、Jazzさんは水路の上まで行かれたのですね

歴史の勉強にもなりました
つたないブログを紹介して頂いて有難う御座いました^^;

↓の記事で大きな茅の輪の時、確かニュースでやっているのを見たように思います
茨城県でしたので カメラを持ってる人が写っていましたから
この場所にJazzさんが写真を撮りに来てないのかしら・・・と
思いながら見ていました^^
案外見たのかも知れませんが人違いだったかもしれませんね
Commented by たかさん at 2009-07-05 19:23 x
こんばんは、
旧町屋発電所は知っていましたが、上部に水路橋があるとは知りませんでしたよ。
水路からの水量が少ないですが、貴重な遺産ですよね。
機会があれば、訪れてみたいです。
Commented by lemon080911 at 2009-07-05 22:37
あっ! これは。。。TVで見た! 
熊本県の通潤橋だったような。。。? お金を払うと放水してくれるのよね! 

最初の写真は茨城県にある水路なのね。。。水路橋も素敵ですね♪
私 好きですよ。
サルナシの実は秋に赤くなるの?
Commented by jazz-photo at 2009-07-07 21:12
風さん、こんばんは。
写真有難うございました。
お陰さまでイメージ通りの写真を並べる事ができました(^^)。

本当に似てるでしょう?
規模の違いだけでそっくりなんですからね~!
でも、この場所を探すには一苦労で、職場の方の手助けでようやく探し出す事ができました。
同僚の方との二人三脚なんです。

通潤橋は放水が有料とは知りませんでした。
まさに「水商売」なんですね。
ここの橋は小さいので、簡単に登れますが、歩くようには出来ていませんので、縁を慎重に歩きました。
風さんのブログは素敵ですよ。
lemonさんのブログとも共通点があって、私は欠かさず見ています!

案外、私が茅の輪の写真を撮ってる場面を見ていらっしゃると思いますね。
結構写っていましたから(爆)
Commented by jazz-photo at 2009-07-07 21:15
たかさん、こんばんは。
実はたかさんもご存じない所と言うのがなかなかないんですよ(爆)。
これは以前から噂には聞いていて、場所が分からなかったんです。
是非水路を見てくださいね。
一番上の水路橋は広域農道を挟んだ反対側にあります・
Commented by jazz-photo at 2009-07-07 21:17
lemon080911さん、こんばんは。
そうです。
良くご存知ですね。
疎水百選にも選ばれていますね。
一番上は茨城県の北部、常陸太田市にあります。

サルナシは秋に熟しますが、緑色のままです。
キウイの原種みたいで、切ると中はキウイそっくりです。
味も何となく似ていますよ。
Commented by 藤九郎 at 2009-07-09 18:49 x
こんばんは。
似てますね。
こぢんまりとして、緑に覆われ、どちらかというと本家本元よりもこちらの方が好きな感じがします。
Commented by jazz-photo at 2009-07-13 22:35
藤九郎さん、こんばんは。
確かに似てますよね。
藤九郎さんの感性からすれば、観光化された通潤橋より、こちらの水路橋の方が気に入っていただけると思います。
青森にも疎水百選の水路はありますので、是非、写真を撮ってみて下さい。
Commented by トオル at 2009-09-22 10:18 x
jazz-photoさん 初めまして。
私も先日、町屋の旧発電所を新しい道路側から撮っていて、水路橋に気づきました。
てっきり、この水路は使われていない廃墟かと思いましたが、まだ水は流れるんですか?
近いので、また確認してきます。<(_ _)>
Commented by jazz-photo at 2009-09-22 22:52
トオルさん、初めまして。
ようこそお出でくださいました。
トオルさんも町屋変電所の撮影に行かれたんですね。
こちらの水路は現役です。
今の時期は、田んぼに水を引きませんので、水は水路橋からは流れ出ていませんが。
是非、流れている所を見ていただきたいですね。
今は、彼岸花との競演が見られます。


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