2010年 02月 13日
今日は、東金砂神社『嵐除祭』で奉納された、田楽舞をご紹介いたします。 田楽舞は全部で4段で構成されています。 第一段 四方固め 第二段 獅子舞 第三段 巫女舞 第四段 三鬼舞 まず、口上から始まります。 ■第一段 四方固め 天狗の原型とも言われる、鼻が高い猿田彦が、4種の道具(太刀、柄太刀、矛、筥祓)でを四方を固め、天下泰平を祈願します。 頭の上についている鳥は、鶺鴒(セキレイ)だそうです。 太刀による四方固めです。 柄太刀による四方固めです。 筥祓(はこはらい)による四方固めです。 ■第二段 獅子舞 笑いの翁面(大国主命)を被った舞人が、神楽鈴を振りながら舞います。 翁がいい味を出していて、静かな舞に変化をつけています。 思わず遠い神代の昔に引き込まれそうな錯覚になる情景でした。 ■第三段 巫女舞 両手に神楽鈴を持った巫子(男性)が、神の御心を慰めるための舞です。 静かな田楽堂に響く神楽鈴が神秘的な感じです。 ■第四段 三鬼舞 赤鬼、黒鬼、青鬼が、それぞれに違った武器を持って、神楽堂を三回周った後、神猿を追い散らして護摩餅を割ります。 黒鬼が鉈で護摩餅を割ろうとする瞬間ですが、わかりますか? 護摩餅を持ち去る黒鬼です。 田楽舞の奉納が終わると、地元の方々は転びそうになるくらいに急な石段を降りて、里に帰っていきます。 下に見える山門の先にまだ石段があるんですよ! 今回は、東金砂山の頂上に位置する東金砂神社の田楽舞をご紹介いたしましたが、天下野(けがの)地区を流れる山田川を挟んで反対側の西金砂山の頂上に位置する西金砂神社にも田楽舞が伝えられています。 両社はともに、延暦25(806)年創建と伝えられています。 是非、お出での際は両社をご覧になるといいと思いますが、どちらも神社に続く道は山道で狭いので注意が必要です。 特に東金砂神社へは、すれ違いの出来ない狭い道を2km程走らなければなりませんので十分注意をしてご参拝下さい。
by jazz-photo
| 2010-02-13 22:41
| 祭り・イベントの風景
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