2010年 10月 04日
ナガサキアゲハ -茨城県茨城町-
先週の土曜日に、水戸市の南部に位置します茨城町の涸沼(ひぬま)湖畔に彼岸花を撮影に行ってみました。

そこで思いがけなく、ナガサキアゲハに出会いました!
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彼岸花の中に、あまり見かけたことのないアゲハがいるなと思って、よ~く見ると、後翅(後ろ羽)の先に尾状突起がありませんでした。
「あれ、もしかしたらナガサキアゲハ?」
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彼岸花の中を、花から花へゆっくりと飛び回っていました。
ようやくはっきり確認できる位置に飛んできました(^^)v。
やっぱり、ナガサキアゲハの雌でした。
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翅の付け根にある赤い斑紋が、彼岸花の赤と同じ色のようで、実にお洒落な印象です。
後翅の白とオレンジの斑紋も綺麗!
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躍動感があって良いですよね。
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遠くに雄もいたのですが、近寄ってきませんでしたので、撮影できませんでした。
それにしても赤い斑紋が綺麗です。
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ナガサキアゲハは、元々南方系の蝶です。
環境省の、「いきものみっけ」と言うHPには現在のナガサキアゲハの分布が示されています。
太平洋側では、現在のところ茨城県の水戸近辺がどうやら北限のようです。
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私が、蝶の写真に夢中だった中学生の頃の「原色日本蝶類図鑑」保育社(昭和40年版)によれば、
ナガサキアゲハの分布について、
「九州では全地域に産するがとくに南半に多く、四国地方でも九州に似た分布を示している。その後、島根、鳥取、岡山、兵庫県下でも発見され、大阪にも採集記録がある。」
と記載されています。
その後、45年で茨城県まで北上してきたことがわかります。
つまり、温暖化による気温の上昇にともなって、生息環境が北に広がっていることを示しています。
その他にも、ツマグロヒョウモンやモンキアゲハ等、生息環境をどんどん広げている蝶達がいます。
彼らを目にする機会が増えたことは、地球環境悪化への警鐘でもあることを知っておくべきなのでしょうね。

by jazz-photo | 2010-10-04 20:52 | 自然の風景


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