2011年 02月 12日
東金砂神社『嵐除祭』 -茨城県常陸太田市-
昨年(「嵐除祭 前編」「嵐除祭 後編」)に引き続き、今年も東金砂神社の嵐除祭に行ってきました。
昨夜からの降雪で、神社までの道路は雪が積もっておりましたので、夏タイヤの自家用車が立ち往生する場面もありました。
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急な石段を登っていきますと、東金砂神社の田楽堂が見えてきます。
昨年は雪がなかったのですが、今年は景色も寒さも一段と寒く感じました。
しかし、カメラを持った中高年の方々の数は去年を大きく上回ってましたね!
(私もその一人ではありますが(^^;))
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今年もこの方の笑顔に会うことができました(^^)。
素晴らしい笑顔に、見に来た甲斐がありましたね!
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若い笛師に先輩が運指の確認をしているのでしょうか?
真剣な眼差しに田楽の伝統を感じさせる場面でした。
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田楽堂内では、神猿達が護摩餅を焼くために火を焚き始めました。
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神事が終わりますと、いよいよ田楽舞の奉納です。
口上から奉納が始まります。
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次に、「年占い」の行事です。
その年の農作物の作柄や、漁の吉凶を占う神事で、棒で田楽堂の左右の羽目板を堂内に倒すことで占うものです。
今年は、「浜大漁、陸万作」だった?かな(^^;)。
写真左側の羽目板が倒れているのが判りますでしょうか?
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東金砂神社『嵐除祭』で奉納される田楽舞は第一段から第四段です。

 第一段 四方固め 
 第二段 獅子舞
 第三段 巫女舞
 第四段 三鬼舞


第一段 四方固め 
 猿田彦が、4種の道具(太刀、柄太刀、矛、筥祓)で東西南北四方の邪気を祓って天下泰平を祈願します。
頭の上についている鳥は、鶺鴒(セキレイ)です。
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神猿達は田楽舞の間に、護摩餅を振る舞います。
参拝客は健康を祈願して、神猿にお賽銭を渡して受け取ります。
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私も一つ頂きました!
真黒くなるのですが、それもまた味と言うことで(^^)。
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第二段 獅子舞
 笑いの翁面(大国主命)を被った舞人が、神楽鈴を振りながら舞います。
この翁面がまた秀逸で、実に味わいがあります。
荒ぶる神を笑い面の大国主命が収める場面を表しているそうです。
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第三段 巫女舞
 両手に神楽鈴を持った巫子(男性)が、神の御心を慰めるための舞です。
堂内に神楽鈴の音が響いて、荘厳な雰囲気が漂います。

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手もかじかむ中、演者は大変でしょうね。
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第四段 三鬼舞
 赤鬼、黒鬼、青鬼が、神楽堂を三回周った後、神猿を追い散らして護摩餅を割って持ち去ってしまいます。
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護摩餅を持って行かれないように神猿達が黒鬼の足を掴んでいるのですが、結局は持って行かれます。
神猿達もなかなかの芸達者ですね!
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田楽舞が終わる頃、雪が一段と激しくなってきました。
雪景色の中での田楽舞。
素晴らし良かったですね。
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この嵐除祭は毎年2月11日に行われています。
是非、ご覧になってみて下さい。
但し、東金砂神社へは狭い急坂を登る必要がありますので、十分お気を付け下さい。
里美地区からですと広い道路ができていますので比較的安全のような気がします。
くれぐれも無理をしないようにして下さい。

by jazz-photo | 2011-02-12 09:27 | 祭り・イベントの風景 | Comments(10)
Commented by るか坊 at 2011-02-12 19:57 x
Jazzさん&みなさん こんばんわ

御無沙汰している間に
すてきな写真がわんさかと!!

雪の中、(旧?)里美村まで取材に行ってくださって
本当にありがとうございました。

地元に住んでいても
アンテナを張っていないために
素晴らしい行事に出会えない
ぐうたらな生活を送っているわたくしでありますが、
Jazzさんのおかげで
こうして触れることが出来ますこと
本当に幸せ者だと実感しています。

街中のお祭りとはまた違う荘厳さですね。
一人ひとりの緊張感を
山の中の静けさがさらに緊張させて
息遣いまでが聞こえてくるようです。。。

「伝承」の重さが
ひしひしと伝わってくる
一枚の写真。
拝見している私まで
気持ちが引き締まる思いになります。

それにしても
舞台といい衣装といい
大変立派ですね。
地元の有志のお一人お一人の温かい思いが
見る側にも伝わってきます。

来年は行ってみたいな♪




Commented by たかさん at 2011-02-13 20:06 x
こんばんは、
ひたちなか市のイベントで拝見したことがありますが、東金砂神社では観たことがありませんよ。
神社までの道のりは狭い林道で、先日の雪で危険な状態だったでしょうね。
神秘的な神事で、本物を観てみたいですね。
Commented by ibaraki-sanpo at 2011-02-13 23:12
祭りの様子が伝わってきますね!
Jazzさんの撮る祭りと人の表情は流石です。
衣装の華やかさ、躍動感のある動き、一度見てみたいと思いました。
大変だったかもしれませんが、雪景色がお祭りを一層彩っていたように思えます。

Commented by kamoshiday at 2011-02-15 20:59
この神事は初めて観ました。神事の様子を上手く表現されてますね。流石jazzさんです。
東金砂神社は旧水府村でしたね。以前一度だけ行った事がありますが、
細い道をくねくねと・・・雪の日は大変ですね。
Commented by jazz-photo at 2011-02-15 21:00
るか坊さん、こんばんは。
あらら、どうも有り難うございます(^^;)。

雪は青森を経験していますので、あのくらいは平気平気なんです(^^;)。
地元の方々は苦労されていらっしゃいましたけど。

実際に観て頂くのが一番ですが、写真でも雰囲気が伝われば幸いです。
そうなんですね。
やはり伝統というか、時の重みを感じますよね。
来年は是非ご一緒しましょう。
Commented by jazz-photo at 2011-02-15 21:02
たかさん、こんばんは。
てっきり、今年はいらっしゃると思っていました。
地元の方や、写真を撮りに来た方は大変そうでした。
流石に青森に比べると、どうってことはありませんけど(^^;)。

来年こそは是非見にいらしてください。
素晴らしいですよ。
Commented by jazz-photo at 2011-02-15 21:05
Blue-Jさん、こんばんは。
そうですか(^^)。
有難うございます。
自分としてもお祭りが大好きなんですよね。
お祭りの方々を見ていると気分も高まってきて、自然とその世界に浸れるような気がします。

やはり、雪があった分、昨年とは一味違いました。
来年は是非、ご覧になってみて下さい。
Commented by jazz-photo at 2011-02-15 21:07
kamoshidayさん、こんばんは。
どうも有り難うございます。
お祭り大好きなんです!
お祭りって良いですよね。
はい、旧水府村です。

旧里美村から登れば、細い道があまりなくて比較的楽に行けると思います。
問題は駐車場がほとんどないんです。
Commented by hinachan at 2011-02-21 18:32 x
Jazzさん こんばんは

お祭り というより
不思議な世界に 
ひきこまれそうな感じがしました
登場人物には ちゃんと役割あり
ストーリー性もあるようで
とても 面白そうです

Commented by jazz-photo at 2011-02-22 21:08
hinachanさん、こんばんは。
そうなんですね。
神代の世界の物語を再現してますので、荘厳な感じがいたしますね。
第一段から第四段まで、物語の構成になってます。
是非、hinachanさんにもご覧頂きたいですね。


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