2016年 07月 19日
陸奥湾の廃船 クロニクル ー青森県野辺地町-
2007年。
知り合いから、「陸奥湾の廃船」の写真を見せて頂いて、私は大変な衝撃を覚えました。
是非この目で見てみたいと思ったのですが、その場所を教えてくれなかったのです。
それから、ほぼ土日は「廃船探し」に費やし、2ヶ月後の真冬、ついに発見し、撮影することができました。
そして、2008年に開催いたしました「青森ブロガー20人写眞展 in アスパム」に展示させて頂きました。

この写真は真冬の陸奥湾、氷点下で頬はつっぱり、手はかじかみ、もうこれ以上はここに居られないと思った瞬間、厚い雲の間から夕陽が射して、廃船がオレンジ色に染まった瞬間に撮影したものなのです。
それまで、陸奥湾の強い北風を避けるため、廃船の中でじっとチャンスを待っていたのです。
そして、神様からの贈り物の瞬間が到来しました。
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そして、晴れ間がのぞいて次に撮影したカットがこちらです。
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最初の廃船の撮影から5年。
同じ廃船を撮影したのがこちらです。
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そして、更に1年後の2013年。
護岸工事で廃船はまさに風前の灯火になっていました。
この廃船、取り壊されるのは時間の問題でした。
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今はもう跡形もなく取り壊されています。
でも、この野辺地の海岸に「第二十一 祥成丸」の歴史は確実にこの地に残っていたんですね。
廃船の傍らに咲くハマナスは、廃船がここに存在した歴史を静かに見守ってきたのだと思います。
※写真は未発表のものと過去に紹介済みの両方で構成しています。

by jazz-photo | 2016-07-19 22:24 | 歴史の風景 | Comments(2)
Commented by hitatinotono at 2016-07-24 08:26
素晴らしいインパクトある
情景ですね!!
Commented by kamoshiday at 2016-07-25 22:24
素晴らしい!
やはりいい写真には、それなりの努力が必要であることの実証ですね。敬服です。
追記)小生へのコメ頂きながらご返事が遅れてすみませんでした。


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