2008年 02月 20日
伝統を誇る『福浦の歌舞伎』 -佐井村-
『願掛岩』『仏ヶ浦』の絶景を楽しんだ私は、次なる目的地、佐井村福浦の『歌舞伎の館』を目指しました。
2月16日の夜に行われた『福浦の歌舞伎 冬の段 食談義』を観るためです。
福浦の歌舞伎は明治33年頃から始まったとされ、現在まで100年以上もここ福浦に伝承されているそうです。
日本には各地に農民歌舞伎が伝承されていますが、ここ福浦は漁民歌舞伎と言うことで、大変珍しいそうです。

『歌舞伎の館』の前には歌舞伎公演らしく幟が立てられ、その向こうには威容を誇る縫道石山(ぬいどういしやま:標高626m)が見えます。
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中に入ると、整然と席が並べられています。
否が応でも期待が高まります。
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『食談義』とは、地元食材で作られた料理やお酒を楽しみながら歌舞伎を観るという何とも贅沢な企画なんです。
料理は量が少なく見えますが、実際はかなりのボリュームがあります。
佐井産のアワビ、サザエをはじめ地元の美味しい食材で丁寧に作られた逸品です。
席には歌舞伎の幟に見立てた名札が立てられていて、こう言う粋な演出が嬉しいですね。
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『鱈のジャッパ汁』『いくら丼』が付いてます。
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食事もお酒も進んだころ、口上が始まりました。
いよいよです(^^)。
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歌舞伎の幕開けに演じられるのは、『三番叟』です。
コミカルな動きが楽しい演目です。
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本日の歌舞伎上演は『義経千本桜』です。
その中の歌舞伎シーンをゆっくりご覧ください。
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静御前です。
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弁慶です。
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コミカルな台詞や動きが観衆を魅了します。
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今回の『食談義』を支えて下さったスタッフの方です。
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こちらはお目出度い『平獅子』です。
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演じ手が客席を回ります。
客席との距離が一気に縮まります。
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私は自家用車で会場まで行ったので、お酒は全く飲めませんでしたけど、美味しい料理と素晴しい歌舞伎を堪能することが出来ました。

by jazz-photo | 2008-02-20 01:05 | 祭り・イベントの風景 | Comments(16)
Commented by ACHILLES at 2008-02-20 01:43 x
こんばんわ!

30年ほど青森県人やってますが、
こういう素晴らしい歌舞伎を佐井村で行われていたなんて
全く知りませんでした。
Commented by bayabayatto at 2008-02-20 09:12 x
おはようございます~
いやはや、下北はとんでもない文化の宝庫なんですね!!
祖父が下北出身だったのですが、そちらの話はあまりしなくて…。
北前船で伝わってきたものなんだべが、漁に出られない日が多いであろう冬のおたのしみですね。
願掛岩、20年ほど前に一度見たっきりです。
夏で波もおだやかで、浜の水が清んでいて絶景でしたが、冬の眺めもまたよしですね。
Commented by mikefumimaru at 2008-02-20 12:10 x
 jazzさん、おはようございます、、。
 それにしても、演目が豊富で楽しそうですねぇ、、
 隈取りも衣装も、なかなか本格的ですねぇ、、。
 こう言った舞台は、演者も観衆も双方が楽しめて良いですよね、、。

 珍しいものを拝見出来ました、ありがとうございました。
Commented by tengtian60 at 2008-02-20 16:39
こんにちは!^^
あ!fumimaruさん見っけ!^^

願掛け岩へいらした日でしたか?
100年も伝承されているなんて・・全く知りませんでした。^^;
お席がこうして用意されていると言うことは・・
前もって予約ですね。。
美味しそうなお食事と、土地の人が演じる歌舞伎は緊張しないで
くつろぎながらユッタリと観られて良さそうですね。^^
娘時代に観た、市川海老蔵、松本幸四郎、尾上松緑3兄弟の
「勧進帳」と「天衣紛上野初花」(くもにまごううえののはつはな)が最後で
その後は全く縁が無く・・・^^;
青森最高!!ですね。^^
Commented by 落武者 at 2008-02-20 20:00 x
佐井村という場所に対するイメージは陸の孤島・・・・しかし、こんな文化が残っているとは!
イメージが変わりますね。
Commented by 眠眠 at 2008-02-20 23:23 x
こんばんわ^^
お邪魔させて頂きました~。
津軽出身のワタシにとって下北は未だに未踏に近い場所です。
歌舞伎と青森県、なかなか思いつかないつながりですが
そんなに古くからある伝統行事でもあるのですね。
義経の時代とヅラに違いはあるものの、それも面白みの一つなんでしょうねぇ。
青森はまだまだ広いなぁ…
Commented by kashiwa at 2008-02-21 02:16 x
こんばんは
佐井村に昔一泊した事がありますがこんな素晴らしい伝統文化があったんですねぇ!
義経千本桜をやっていますが、そういえばあおもりでは義経が逃れてきたという伝説がありましたね。あれはどこだったかしら。。。
青森は奥深いですね
Commented by at 2008-02-21 09:31 x
おはようございます。

都会よりも地方のほうがこのような伝統文化を大事にする風習がありますね
『食談義』とはまた、粋な計らいですね。。とても温もりのある鑑賞会になったのではないでしょうか

皆さんが一体となって和気藹々の場面が想像されます^^


Commented by jazz-photo at 2008-02-21 20:20
☆ACHILLESさん、こんばんは。
確かに知られていないと思います。
でも、青森にはまだまだその地域にしか伝わっていない行事が沢山あるんだと思います。
私はこの歌舞伎を以前から知っていたのですが行く機会がなくて、やっと実現しました。
次回の公演は、是非奥様といかれてはいかがでしょうか?
Commented by jazz-photo at 2008-02-21 20:24
☆やすおさん、こんばんは。
下北はおくが深いです。
おじい様は下北の方だったんですね。
もしかしたら、ご存知ではあったかもしれませんね。
この歌舞伎は明治から演じられたようですよ。

やすおさんも願掛岩にいかれたんですね。
恋は叶いましたでしょうか?
夏の海も素敵ですが、私は誰もいない冬の海が好きですね。
Commented by jazz-photo at 2008-02-21 20:30
☆fumimaruさん、こんばんは。
実は、演じ手の確保が大変なんだそうです。
この日の公演の台詞の中にも、「人手不足で、家来が少ない!」と言う件がありました。
衣装や隈取りは凝ってましたよ!
東京の歌舞伎座と違って、演じ手と観客の距離感のないのが良いと思います。
ただし、この日は観客の方に問題があって、花道に上がって写真を撮った爺様がいて、興醒めになりました。

また、セブ島のfumimaruさんに青森の一シーンをお届けできると良いですね。
Commented by jazz-photo at 2008-02-21 20:35
☆タンさん、こんばんは。
はい、そうなんですよ!
なかなか知ってる方は少ないのですが、毎年楽しみに来られる方が多いんだそうです。
食談義は完全予約制で、ツアーとして企画されています。
バスによる日帰りと一泊があります。
私は特別に自家用車による日帰りとして参加いたしました。
タンさんにぴったりの、お酒飲み放題なんですよ。
食べながら、飲みながらの歌舞伎ですから、良いものですよ!

東京の歌舞伎が縁が無くても、こちらでいかがですか?
Commented by jazz-photo at 2008-02-21 20:37
☆落武者さん、こんばんは。
たしかにイメージはそうですね。
挨拶に立たれた村長さんも「県庁所在地の青森市から一番遠いのが佐井村」とおっしゃっていました。
でも、行ってみる価値はあります。
それに、想像とは全く違って、スタッフの方も若い方が多くて活気に満ちていたのが嬉しいですね。
Commented by jazz-photo at 2008-02-21 20:41
☆minさん、こんばんは。
今回は、写真展にご参加下さってありがとうございました。
とっても嬉しいです!
minさんは津軽衆だったんですね。
青森の方々は、ねぶたにも見られるように、娯楽にお金の糸目は付けませんよね。
歌舞伎も然りだとおもいます。
娯楽としては最高の贅沢ですね。
Commented by jazz-photo at 2008-02-21 20:45
☆kashiwaさん、こんばんは。
そうなんですか?
佐井村に一泊と言う方は貴重かもしれませんよ!
義経伝説は全国各地にあるのですが、青森では津軽にも南部にもありますね。

青森はブログのネタには困らない場所かもしれませんよ。
またいらしてくださいね。
Commented by jazz-photo at 2008-02-21 20:53
☆風さん、こんばんは。
そうですね。
地方文化は伝承されていきやすい風土があるんだと思います。
でも、今は過疎化が進んで後継者不足が深刻さを増してるようです。
食べながら、飲みながらの歌舞伎鑑賞なんて、東京ではあり得ないでしょうね。

しかし、心無い一人の観客によって気分的には「台無し」になってしまいました。
その方はカメラ好きのお爺さんで、花道に上がったり、幕の中に入ったり、観客席の前を平気で横切ったり、傍若無人な振る舞いでした。
ご年配の方は「今時の若い奴は・・・」と言われる方が多いですが、私の経験では、お祭りや各種イベントで最も迷惑を考えないのはご年配の男性の方ですね。
そこいくと女性の方は概してマナーが良いですね。



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