2008年 08月 09日
時代劇ドラマ『水戸黄門』
今日は、テレビの時代劇でお馴染みの「水戸黄門」にまつわる話題です。
もちろん、水戸黄門はれっきとしたお殿様で、本名は『徳川光圀』と言う名君でした。
光圀は農民と自分との目線の高さを同じにするなど、領民をことのほか大切にしたようです。
ドラマ「水戸黄門」で諸国漫遊のお供をしたのが、佐々木助三郎(助さん)と渥美格之進(格さん)ですが、ともにお供をしたかどうかは分かりませんが実在の人物と言われています。
助さんは、佐々十竹(ささじゅちく)(介三郎宗淳)(1640~1698)、格さんは安積澹泊(あさかたんぱく・覚兵衛)(1656~1737)と言って、実は水戸藩彰考館(今で言うと日本史研究所かな)の総裁をつとめた学者だったんです。
実際は、お供をしたとはとても思えないですけどね(^^;)。
テレビドラマの『水戸黄門』には、そのほかに忍者の『風車の弥七』と弥七の女房『お新』が出てきます。
ドラマの中に登場する『風車の弥七』と弥七の女房『お新』に相当すると思える人物が実在したと言われています。
ただ、『水戸黄門』のシナリオとは縁が無いという話もありますが、まあ、ロマンとして見て下さいね。

茨城県常陸大宮市松之草には、『風車の弥七』『お新』の墓と住居跡があります。
これが住居跡です。
今は畑になってネギなんかが植わってます。
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『風車の弥七』に相当すると思える人物は、本名「松之草小八兵衛」だそうで、盗賊の頭領だったそうです。
武芸にも優れていたのですが、その後捕らえられてしまいます。
しかし、光圀は厳罰をもって処すのではなく、尊徳を持って助命して一生涯俸給を与ええたそうです。
『松之草小八兵衛』は、その恩に感激して「自分の在命中は、決して御領内に盗賊は立ち入らせない」と誓い、本当に盗賊は入れなかったと言われています。
また、『松之草小八兵衛』は、領内・隣国の動静を探って光圀に報告していたことから、『水戸黄門』での描かれ方に非常に似ているのではないかと思います。
住居跡の山側にお墓がありました。
『松之草小八兵衛』は、元禄11年(1698年)旧暦5月2日に亡くなっています。
一方、『松之草小八兵衛の女房(お新にあたる)』はどのような人物だったのかはわかりませんが、元禄4年(1691年)旧暦1月11日に亡くなっています。
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ここには、訪れる人のためにトイレが設置されていますが、一般的な「男性用」、「女性用」ではありません。
女性用トイレには、『お新』
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男性用トイレには、『弥七』と書かれています。
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お墓から程近い場所には、水戸藩の紙漉場跡があります。
この地方は古くから優れた和紙の産地として知られています。
勉学を奨励した水戸藩では、紙の需要が高かったんでしょうね。
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中には、古い紙漉きの道具が展示されています。
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弥七やお新が本当に実在したかどうかや、ドラマでの偶然なのかははっきりしませんが、こうやって何らかの言い伝えがあったことは事実です。
庶民や農民に慕われた「水戸黄門」は確かに名君だったことでしょう。

by jazz-photo | 2008-08-09 21:54 | 歴史の風景 | Comments(14)
Commented by tengtian60 at 2008-08-10 07:31
おはようございます!^^

大変興味深く読ませていただきました。
建物が新しいようですが、最近建てられたのですね。
トイレの区別など面白いですね。^^
天城越えしたとき見たトイレには、踊り子と学生のシルエットが。^^

常陸大宮に用事が有るのですが、行けないので
山方の舟生に知り合いがいますので頼もうか・・と思っていたところでした。^^
jazzさんがいらっしゃるならお願いしたかったです。(笑)

残暑が厳しいですね。。
皆さまご自愛くださいませ。

岩手県北ではマイマイ蛾、カシワマイマイ蛾の大量発生です。^^;
Commented by jazz-photo at 2008-08-10 10:13
タンさん、おはようございます。
トイレは新しくて清潔でした。
天城でも伊豆の踊り子をイメージしたんですね。

それは、私に連絡くだされば良かったですね。
舟生までは一時間ほどでしょうか!

はい、ありがとうございます。
ニュースで報じてましたが、蛾が大発生してるそうですね。
自然のサイクルが、なんか変ですよね~。
Commented by at 2008-08-11 00:28 x
わぁ~コメント欄が開いてる~
先日来たときにはコメント欄が開いていなかったです~~;

また、jazzさんの素敵な写真の数々を見せていただけるのを楽しみにしています^^
歴史も詳しくないとこうゆう記事は書けませんね^^;
興味深く拝見いたしました

これからも楽しみにしていますね^^
Commented by tnysatcmo at 2008-08-11 12:36
「水戸黄門」実は見たことがないのですが、やはり茨城を象徴する人物なんですね〜。
何となく気にはなっていても自分では調べる事もないので、こうやってアップしてくださると、面白いです。
弥七トイレ、お新トイレ、なかなか粋ですが、外国の観光客の方はわかりづらいかもしれませんね〜^^。
Commented by Amy at 2008-08-11 23:05 x
きゃ~(^-^)/
コメントオープン やったぁ~

弥七に、お新
実在する人物だったとは 思いませんでした。
Commented by ACHILLES at 2008-08-11 23:23 x
こんばんわ~!

弥七が実在の人物だったとは驚きです\(◎o◎)/
弥七トイレは、天井裏から覗かれたりしないですよね(笑)
でも、個室で紙が無くなってしまった時に、
天井裏から風車と共に紙が飛んできたら助かるなぁ~(爆)
Commented by jazz-photo at 2008-08-11 23:46
風さん、こんばんは。
はい、全開モードとはいきませんが、家族と一緒に協力し合っていきます。
コメント欄は最近なんですよ(^^;)。

はい、ありがとうございます。
風さんのクロアゲハも最高でした!

実は、水戸黄門を見るのが大好きで、いつかこのお墓を訪ねてみたいと思っていました。
歴史は実際に見ていないので、受け売りです(^^)v。
宜しくお願いいたします。(J)
Commented by jazz-photo at 2008-08-11 23:50
とにゃままさん、こんばんは。
ええ、黄門様は茨城では有名人です(爆)。
ただのおじいさんなのに、実は偉い人だったなんて、日本人が好みそうな設定ですよね。
確かにトイレの表示は分かりにくいですね。
でも、ここは地元の人も知らないくらいなので、外国人が興味を持ってくれるのは無理かな(爆)。
(J)
Commented by jazz-photo at 2008-08-11 23:53
Amyさん、こんばんは。
はい、再開しました。

確かに思いませんよね(^^;)。
「うっかり八兵衛」や「かげろうお銀」はどうなんだろうか???
Commented by jazz-photo at 2008-08-11 23:58
ACHILLESさん、こんばんは。
実在と言うか、シナリオ通りの方の存在が言い伝えられていたのかもしれませんね。
どうも、シナリオを書いた方は「松之草小八兵衛」の存在を知らないで、架空の人物として描いたと言う話も聞いてます。しかし、結果として、似た方が実在したと言うことなのでしょうね。

トイレに仕掛けはありませんが、訪れる人もまばらなので、ちょっと気になるかも(爆)。
ちなみに近くに「風車」と言う産直の販売所があります。
Commented by 藤九郎 at 2008-08-12 19:36 x
こんばんは。
ご無沙汰してます。
風車の弥七のモデルがいたなんて・・・。
水戸黄門のドラマもいろんなエピソードを検証して作ってるんですね。
水戸黄門は好きなのでなんともうれしい話です。
Commented by 青森太郎 at 2008-08-13 19:37 x
お久しぶりです。
水戸黄門は小さい頃からドラマのファンで、毎週の放送を楽しみに見てました(笑)。
ドラマではやはり初代の東野英治郎が似合ってます。1969年8月4日から39年間
続く大人気番組ですね。最近は帰宅する時間帯が遅いため、めったに見る事は無くなりました。

これからもJAZZさんのブログは楽しみにしております。暑さにめげず今年の夏を楽しんで下さい。
Commented by jazz-photo at 2008-08-16 16:56
藤九郎さん、こんにちは。
ご無沙汰してました(^^;)。
はい、偶然かもしれませんが、同じような人物が居たと言うのは驚きです。
藤九郎さんは、時代劇ファンでしょうか?
今度は助さん、格さんのお墓も訪ねてみますね。
Commented by jazz-photo at 2008-08-16 16:59
青森太郎さん、こんにちは。
お久しぶりですが、お元気ですか?
確かに東野英治郎さんの笑い声やしぐさは黄門様にぴったり合ってるような感じですね。
あんまり上品過ぎないところが好感度大ですよね。

はい、どうもありがとうございます。
宜しくお願いいたします。


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