2008年 08月 20日
小さな小さな八幡馬 -青森県八戸市-
以前、私のブログでも「伝統の技 『八幡馬』 」としてご紹介させていただいている、青森県の伝統工芸士 大久保直次郎さんの工房へお邪魔させていただいた時に、とても可愛い八幡馬を見せていただきました。
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この八幡馬は、大久保さんの娘さんが八幡馬製作の練習のためにお作りになったものとの事でした。
それにしても見事な出来で、この八幡馬、実は横幅25mm、高さ30mm程の本当に小さな小さな八幡馬なんです。
その中に伝統の技を盛り込んで、千代紙も丁寧に張ってありました。
通常の八幡馬と並べてみるとその小ささがわかります。
本当に素晴らしいものでした。
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そして、こちらの切り株のような『木』はなんだと思いますか?
ただの『木』ではないんです。
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実は万力なんです。
大久保さんのお話によれば、先代から使っていたとの事で、溝に製作途中の八幡馬を挟み込んで、木製の楔で留めて使います。
こんなところにも、八幡馬の製作に情熱と技を伝える、大久保直次郎さんらしい職人としての誇りを感じます。
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こうして、この木製万力で八幡馬の原型が作られていくんです。
実際にこうしてお話を伺いながら工房を見学させていただくと、大久保さんのお話、一つ一つに重みを感じます。
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大久保直次郎さんの作品は八戸駅のユートリー1階にもありますので、是非、この『木製万力』を想像しながらご覧になってみてください。

by jazz-photo | 2008-08-20 22:46 | 技の風景 | Comments(16)
Commented by clear sky at 2008-08-21 01:24 x
本当に可愛らしい八幡馬ですね^^
私これほしいなぁ。
今の大久保さんの技術は、娘さんに引き継がれているわけですね。

ユートリーに一杯八幡馬ありましたね!
どれも大久保さんの作品だろうなぁと思いながら見つめていましたよ^^
それと同様に外でも八幡馬を見るたびに、同じように思ってしまいますw
Commented by tengtian60 at 2008-08-21 06:49
おはようございます!^^

これをいただいたのですね。(^_-)-☆
木製の万力ですか!
我が家にはあるブロガーさんから送っていただいたヤンキーバイスが有りますけど。(笑)
手ごろな重さですから、万力としてではなく別のものとして重宝しました。^^
私も職人になった気分でした。(爆)

娘さんにもこの先頑張っていただきたいですね!
これだけのものが作れるのですから、心配は要りませんよね。^^
Commented by tnysatcmo at 2008-08-21 12:21
こうやって裸の八幡馬(!?)を眺めてみると、直線と曲線がうまい具合にできているのがわかりますねえ。
わがふるさとの誇り!
、、、を丁寧に扱ってくださってjazzさんにはほんと、いつも感謝^^。
Commented by ae86gt2000 at 2008-08-21 20:59
こんばんわ
大久保さんの娘さんは確実に技術を身につけてますね。
後継者になるかどうかは本人次第でしょうが、血は争えない気がしますね。

良いものを作る為には、使い慣れた良い道具が不可欠ですね。
正確に作れ、時間も短縮する事が出来ます。
この万力のほかにもアイディアに溢れた道具が有ると思われます。

今週末ユートリーで「ナニャドヤラ街道ふるさとフェスタ2008」があります。
自宅からも近いし色々イベントがあるので行ってみようと思っています。
そんな気持ちで八幡馬見てきます。
Commented by kashiwa at 2008-08-21 23:06 x
こんばんは
このような伝統工芸を創っていらっしゃる仕事場には先代からの独自の道具があるものですよね。
それにしても可愛らしい八幡馬!小さいものほど手がかかるのではないでしょうか。
Commented by ACHILLES at 2008-08-21 23:55 x
こんばんわ~

大久保さんの技は娘さんに伝えられているんですね。
娘さんのこの小さな八幡馬も素晴らしいです。

木製万力も伝えられていくと良いですね。
Commented by hisako-baaba at 2008-08-22 16:30
お久しぶりでーす。
先月から、再開されていらっしゃったのに、私はスペインからの孫たちの来訪にてんてこ舞いで、気付きませんでした。
ご家族とさくらんぼの留長園さんに行かれたそうで良かったですね。

八幡馬・・・伝統工芸品ってどうしてこんなに魅力的なんでしょう。初めて作り出した昔の方々も尊敬しちゃいます。業が受け継がれて嬉しい限りですね。
Commented by ACHILLES at 2008-08-22 21:02 x
こんばんは

そちらの方で地震があったようですが大丈夫でしたか?
Commented by jazz-photo at 2008-08-22 22:09
clear skyさん、こんばんは。
はい、可愛いです。
非売品なので、余計欲しくなっちゃいますよね(^^)。
八幡馬の技を伝えようとしています。
娘さんは現在、青森に住んではいないのですが、是非頑張って欲しいものですね。

ユートリーでは大久保直次郎さんの八幡馬だけがショーウィンドーに入っています。
きちんと大久保直次郎作と表示されています。
実物の見分け方で最も簡単なのは、八幡馬のお腹の部分には大久保さん直筆で名前が書かれています。
是非、確認してみてくださいね。
Commented by jazz-photo at 2008-08-22 22:12
タンさん、こんばんは。
はい、大久保さんのご厚意で頂戴いたしました。
確かに道具と言うのは機能の美しさがあって、持ってるだけでその気にさせてくれますね。

娘さんも、確実にお父さんの後姿をみてきたわけですから、是非とも後継者になっていただきたいですね。
その日も近いのではないでしょうか。
Commented by jazz-photo at 2008-08-22 22:15
とにゃままさん、こんばんは。
はい、そうですね。
この美しさを鉈一本で表現するんですから、本当に凄いです。
まさに、八戸を代表する工芸品ですね。

私は県外者ですので、最近になって八幡馬を知ったのですが、これを見ると感動します。
こちらこそ本当に感謝しています!
Commented by jazz-photo at 2008-08-22 22:19
フィールダーさん、こんばんは。
やはり蛙の子は蛙です。
素晴らしいセンスをしています。

道具の美しさや機能は職人さんの誇りのような気がします。
留長果樹園のご主人の道具にも、素晴らしい魂を感じました。
私はそのような技も技能も持ち合わせていないので、本当に羨ましいです。

そうですか。
フェスタで、直次郎さんの作品に会ってきてくださいね。
Commented by jazz-photo at 2008-08-22 22:21
kashiwaさん、こんばんは。
そうですね~。
実物は本当に可愛いですよ。
写真ではなかなかこの可愛さを表現し切れていません。
大久保直次郎さんの話では、細かいから確かに大変なのですが、大きい八幡馬の方が、全体のバランスを取り難い上に、木の使い方が大変なのだそうです。
Commented by jazz-photo at 2008-08-22 22:24
ACHILLESさん、こんばんは。
そうなんですね~。
凄いですよね。
とても練習のために作ったとは思えません。
とっても可愛いですが、表情は大きい八幡馬と同じです。
ちょっとお澄まししてます。

そうですね。
きっと道具も生き続けていくんでしょうね。
Commented by jazz-photo at 2008-08-22 22:27
hisako-baabaさん、お久しぶりです。
ブログの方は時々拝見していたんですよ!
再開と言っても、サボり気味なのでお恥ずかしいです。
はい、家内と家内の母親で留長さんにお邪魔させていただきました。
素晴らしい体験をさせていただきました。

伝統工芸というのは、長い歴史の中で磨かれた完成形としての美しさに溢れているんでしょうね。
是非、絶やすことなく後世に伝えて欲しいと願ってます。
Commented by jazz-photo at 2008-08-22 22:29
ACHILLESさん、ご心配をお掛けいたしました。
こちらでは下から突き上げるような縦揺れでした。
幸いにして本などが少し落ちた程度で、被害はありませんでした。
どうもありがとうございました。


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