2009年 11月 03日
「お店にトロッコが引かれたのは、昭和6、7年頃ではないかと思います。」 歴史のある『福島屋砂糖店』のご主人が、話して下さいました。 そのトロッコは、お店の正面脇(歩道端)から、奥の倉庫まで約50m程敷設されています。 奥行きがお分かりになるでしょうか? 奥はS字カーブが途中にあって、本物の鉄道のような雰囲気があります。 トロッコの台車は当時のままだそうです。 ただし、S字カーブの先の一部のレールは新しく敷設した部分との事でした。 このトロッコ、実は今でも現役なのだそうです。 砂糖の袋が30kgだそうですので、多い時には1t(1000kg)程載せる時があるそうですよ。 ご主人に許可を頂いて、砂糖袋を載せてみました。 トロッコの脇に立っていらっしゃるのが、『福島屋砂糖店』のご主人です。 お話を伺ってみると、私の中学校の先輩でした(^^;)。 こちらが、昭和6年に建てられたお店の外観で、木造2階建ての黒塗り商家建築です。 文化庁登録有形文化財にも指定されている立派なお店です。 右下に軌道が見えますね。 こちらはやはり貫禄漂うお店の内部です。 時代劇でも通用しそうな重厚感があります。 そして、帳場を預かるのがご主人のお母様。 90歳を過ぎて今なお、トレードマークの割烹着姿で毎日帳場に座っていらっしゃるそうです。 実に素晴らしいですね。 どうかこれからもお元気でお仕事していただきたいです! そして、ここにも石岡の象徴でもある獅子頭が飾ってありました。 こう言う歴史あるお店(おたな)を拝見すると、気持ちが落ち着きますね。 今回は、お忙しい中わざわざトロッコやお店を見せていただいた『福島屋砂糖店』の皆様に、心からお礼申し上げます。 実は、トロッコにも乗せていただきました。 「ゴトゴト」と進むトロッコの上には歴史の重みがあるような気がいたしました。
by jazz-photo
| 2009-11-03 09:22
| 歴史の風景
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