2018年 02月 14日
村上市の鮭の歴史は平安時代まで遡ることができるそうです。 江戸時代には、三面川の鮭は村上藩の重要な収入源となって、村上の人々にとって欠くべからずの食材となっていったとのことです。 しかも、鮭の全てを余さず利用されてきたそうです。 今回の旅は、この伝統の塩引き鮭をこの目で見たいという目的のためだけにはるばるやってきたと言っても過言ではありません。 そして、今回お邪魔させて頂いたのが老舗「村上の千年鮭 きっかわ」さんです。 まずは、こちらをご覧ください。 鮭って、やはり精悍な姿です。 お店の暖簾、雪に映えますね。 暖簾をくぐってお店に入るとタイムスリップしたような感覚に陥ります。 町屋の重厚な家構えに圧倒されます。 しかも、凄い数の塩引き鮭が・・・・。 いや~、これはもう圧巻としか言いようがありません。 この雰囲気に圧倒される中、お店の方が本当に丁寧に案内して下さいました。 本当に有り難うございました。 お陰で村上での鮭の歴史の一端が分かりました。 村上では鮭を頭から吊るしたり、お腹を全部割いたりしないと聞きました。 それは、城下町村上藩の大切な鮭に切腹をさせないと言う配慮から、全部開いてしまうのは切腹を意味しますので、それを嫌ってお腹の一部を付けたまま開くのだそうです。 これを村上では「止め腹」と言うそうです。 また、頭から吊るすと「首吊り」になり、それを嫌って尻尾から吊るすようになったとも言われているそうです。 お話を聞いているうちに、村上の鮭に引き込まれて行ってしまいました。 外には雪が積もっているのですが、仕事場から眺める中庭も素敵でした。 しかも、こんなレトロなものも! 本当に楽しい時間でした。 今まで村上の鮭について何も知らなかったのですが、それには長い歴史と職人さんの技が息づいているのだと感じました。 本当に圧巻の風景を楽しむことができました。 因みに、村上では「鮭」は「シャケ」ではなく「サケ」だそうです。 次回は、この塩引き鮭を味わいたいと思います。
by jazz-photo
| 2018-02-14 22:10
| 旅行記
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