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2019年 12月 03日
フォト・エッセイ 第十二章 「ふたたびPETRI」
しばらくぶりのフォト・エッセイを書きたいと思います。

以前、「フォト・エッセイ 第三章 「Nikonと言う特別」」PETRI V6と言うカメラを手に入れたいきさつを書いた。
このPETRI V6と言うカメラで飛翔する蝶を撮り歩いていたJAZZ少年は、まともに写真が取れないまでも「何とかよ~く見ると蝶らしい物体が写っている」程度までにはこのカメラを使いこなせるようになっていた。
その頃、フィルムにも興味が出てきて、お金もないガキのくせにプロカメラマン御用達のKODAK Tri-Xを使ってみたくてうずうずしていた。
フォト・エッセイ 第十二章 「ふたたびPETRI」_f0149209_22231010.jpg

(新しいパッケージのTri-Xです)





その理由は、
・標準感度ASA400をASA1600まで増感現像が可能
・モノクロフィルムでドキュメンタリー風
・自家現像が可能
等。
しかし、本音はプロが使っているから!
それだけだった。
でも、でも、お小遣いを節約してやっと手に入れたTri-Xだったが、何とPETRI V6では使いこなせなかったのである。
なぜなら、PETRI V6のシャッターの高速側は1/500までしかなく、日中の撮影はほぼ不可能だったのである。

こうして、徐々にPETRI V6の限界が分かってきて、大衆機と高級機の差が写真表現に影響することを感じ取っていった。
その頃のJAZZ少年は安っぽさを感じるこのカメラに愛着は持てなかったが、実は、今になってみると写真の基礎を覚えさせてくれたカメラで、手放してしまったことを後悔している。
最近になって、ブラックボディーのPETRI V6を手に入れた。
シルバーのPETRI V6と違って、これがまた実にカッコいいのである!
不具合なく写真も撮れる。
フォト・エッセイ 第十二章 「ふたたびPETRI」_f0149209_22542850.jpg

趣味とは本当に我儘、好き勝手なものだが、反省、懐古とともに時代を経て良さが判るものなのかもしれない。
その証拠に、我が家には嫌いだったはずのPETRI機が今は4台も鎮座しているのである。
しかも、そのどれもが故障なく正常に動作しているのは本当に素晴らしい!
フォト・エッセイ 第十二章 「ふたたびPETRI」_f0149209_2303680.jpg

それと、PETRI 55mm/f1.4
このレンズの描写は素晴らしい!
デジタルで使えるようにマウントアダプターがあれば堪能できるのだが残念ながら自作以外に手はなさそう。
フォト・エッセイ 第十二章 「ふたたびPETRI」_f0149209_2341390.jpg


by jazz-photo | 2019-12-03 23:12 | フォトエッセイ


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